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2022.03.15

日本の歯科の歴史

こんにちは、勤務医の楠本です。

いきなりですが、今回は歯科の歴史について軽くお話ししたいと思います。

701年(大宝元年)に定められた『大宝律令』などによると、医学生の学びの対象として目耳口歯科と明記されています。また当時は、目、耳、口、歯はひとつの科でした。また16世紀半ばには「木入れ歯」が実用化されていたそうです。江戸時代になると「入れ歯師」と呼ばれる専門の職業が定着し、さらに幕末から明治維新にかけては「入れ歯師」の他にも、「口中医(こうちゅうい)」や「開業歯科医」、「歯抜き師」、街頭で薬を売ったり抜歯をしたりする「香具師(やし)」と、様々な専門家が現在の歯科の領域を分業していました。

1874年に医制が公布されると、医師でない者が歯科医療に携わることができなくなりました。

入れ歯の起源が木だったとは面白いですね!

今度は、機会があったら世界の歯科の始まりのブログを書こうと思います。

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