手術中に痛みを感じる可能性はありますか?
当院のインプラント手術では、患者様が快適に治療を受けられるように、局所麻酔を使用します。この麻酔により、手術中に痛みを感じることはほとんどありません。(※痛みの感じ方には個人差があります。)また、手術に不安を感じる方には、「静脈内鎮静法」と呼ばれる麻酔方法の対応も可能です。この方法は、患者様がうとうとと眠っているような状態で手術が行われます。完全に意識がなくなるわけではなく、リラックスした状態でインプラント治療を受けることができます。
他院でインプラントを断られてしまいました……
骨の量が少ない場合、インプラント治療ができないと診断されることがあります。上顎に位置する上顎洞(副鼻腔)の空洞は、歯が抜けると下方に広がり、上顎骨が吸収されて薄くなるという問題が生じます。通常の骨厚が理想的には10㎜以上であるのに対し、歯を失うと5~6㎜やそれ以下にまで減少することがあります。この状態では、インプラントを安定して埋入するのが難しくなります。そこで、上顎洞が広がってしまった場合には、ソケットリフトやサイナスリフトなどの骨造成治療が行われます。これらの手術により、上顎洞をリフトアップし、骨再生を促します。これにより、インプラントを埋入するのに必要な骨の厚みを確保することが可能です。当院では、骨造成手術が必要なインプラント治療にも対応できますのでお気軽にご相談ください。
インプラントの再治療は可能ですか?
インプラントは、フィクスチャー(インプラント体)、アバットメント(接続部分)、そして歯冠部の被せ物から構成されています。これらの部分が何らかの理由で損傷した場合、通常の歯と同様に修復が可能です。再治療にならないように、定期的に歯科医院でのメインテナンスをおすすめします。注意が必要なのは「インプラント周囲炎」と呼ばれる状態です。この炎症が進行すると、歯肉の腫れや痛みが現れ、最終的には周囲の骨にも影響を及ぼし、インプラントの安定性が失われ、歯がグラつくようになります。炎症をコントロールすることで、インプラントを長期間安定させることが可能です。進行が抑制されれば、10年、20年、30年といった長期にわたってインプラントを使用し続けることが期待されます。
インプラント治療に保証期間はありますか?
あいり歯科クリニックは、装着後に作り直しが生じた際に費用の一部あるいは全額を当院が負担するというインプラントの保証制度を設けています。ただし、この保証制度は、6ヵ月に一度、定期検診を受診していただくことが条件になっています。
インプラント治療終了後の定期検診は重要ですか?
インプラント治療は「治療」と「メインテナンス」がセットです。インプラントは、むし歯にはなりませんが「インプラント周囲炎」や装置の不具合のリスクがあります。噛む力の影響でセラミックが割れたり、ネジが緩むこともあります。自分では気づけない不具合も早期発見して改善できるように、定期的に歯科医院でメインテナンスを受けることが重要です。当院は、かみ合わせのチェックや歯垢・歯石除去を行います。
インプラント治療の安全性が気になります
当院では歯科用CTによる精密な診断、インプラント解析診断システムで行うシミュレーション、サージカルガイドの使用などにより、安全で緻密なインプラント治療を行っています。当院の院長は国際インプラント学会認定医であり、大学病院などで高度なインプラント治療を多数経験してきていますので、安心して治療を受けていただけます。
むし歯があってもインプラント治療は可能ですか?
むし歯や歯周病がある場合には、その治療を終えてからインプラント治療が可能になります。当院ではカウンセリングの段階でむし歯や歯周病が発見された場合、その治療を優先して行っていきますが、その時の状況に応じて適切に判断していきます。インプラント埋入は外科手術ですから、むし歯や歯周病で細菌が多い状態のまま行うことはありません。
院内感染が心配です
当院ではオートクレーブ(高圧蒸気滅菌器)や超音波洗浄機などを導入して使用する器具を洗浄・殺菌して密閉し、患者さまごとに殺菌されたものを使っています。また、インプラント手術は専用の手術室を用い、術衣なども消毒されたものを着用し、手袋など使い捨てできるものはすべてディスポーザルなものを使用しています。また、口腔外バキュームを完備するなど、院内感染リスクを徹底的に排除し、院内の清潔を保っています。
インプラントを長持ちさせるためには何が必要ですか?
歯科クリニックで定期的に検診やクリーニングを受けて、毎日丁寧に歯磨きななどのホームケアをすることが重要です。そのために正しいブラッシングの方法やデンタルフロス・歯間ブラシの使い方を身に付けましょう。
インプラントはどのくらい持ちますか?
定期的な検診や日々のホームケアといった適切なメンテナンスを続けることで、10年以上使い続けることも可能です。口内の状態に大きく左右されるため、適切なメンテナンスを続けましょう。
インプラントは一生使い続けることができますか?
インプラントを長持ちさせるためには、メンテナンスが不可欠です。日々の正しい歯磨きなどのホームケアや定期的な歯科検診を怠るとインプラント周囲炎を起こして抜け落ちてしまう可能性がありますのでしっかりメンテナンスをしていきましょう。
インプラントの費用はかなりかかりますか?
インプラント治療は保険適用にならないためすべて自費診療になり確かに高額です。そのため、当院ではお支払いに各種クレジットカードの分割払いやボーナス払いなどのご利用ができるようにしています。また、デンタルローンもお取り扱いしています。 また、インプラント治療の費用は医療費控除の対象となる場合がありますので、領収書は必ず取っておくようにしてください。療費控除の対象になった場合には、確定申告で支払った所得税の一部が戻ってきます。