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2014.07.21

何が何でも神経を残す

あいり歯科クリニックでは、何が何でも神経を残すように考えています。

それはなぜかというと、私自身が神経を抜かれたくないからです。

神経を抜くと歯の寿命が短くなり、治療期間が長くなり、治療費も高くなります。そして、神経を抜いたことにより、痛みを感じなくなるので虫歯になった場合は虫歯になったことに気づかずに歯がだめになってしまうケースもあります。また、神経を抜いたことにより根の病気が新たにできる可能性が増えます。根の病気は神経がある場合は起こりません。

以上のように神経を抜くといろんな弊害が出てきます。

また、神経を抜くとどのくらい寿命が短くなるかというと、抜いた後は10年ぐらいしかもたないという先生もいらっしゃいます。もし神経を抜かなければ、歯周病や虫歯にしない限り死ぬまで歯は長持ちします。

そのくらい神経を抜くと寿命が短くなります。

歯科医師の友人で自分の歯の神経を簡単にとる先生を私は知りません。歯科医師の先生は歯の神経の大切さを知っているだけに自分の歯の神経は本当に大切にします。

それなのに患者さんの神経は簡単にまた、説明もせずに抜く先生がいることを残念に思います。

私は今まで本当にいろんな方法で神経を残す治療をしてきました。

教科書に載っている方法は当然ながら、それ以外にも今までありとあらゆる方法を試してきました。

通常であれば神経を抜くような症状でも、患者さんの了解を得て神経を残すように心がけてきましたが、無理やり残した神経は残念なことにあとあと抜くことが多かったです。

それでも、何とか神経を残せないかと考え続けて20年ぐらい経過しましたが、今までは神経を残すことは無理だと言われていたケースでもここ1年ぐらいは95パーセント以上の確率で神経を残せるようになってきました。この治療法は自分自身のオリジナルの治療法ですが、現段階ではこれ以上の治療法はないと自負しています。

患者様にはできる限り神経を残すということを考えてほしいと思います。

今日の自分よりも、明日の自分の方が進歩できるように今日もベストを尽くします。

初めてあいり歯科クリニックに来られる患者さんで、痛みがない人は、余裕を持って予約を取ることをお勧め致します。

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