何年か前にも、ブログで書きましたが
今回も、同じようなことを書きます。
インプラントとは、歯が無くなった時に行う治療です。
歯が無くなった時には、自分の歯のように噛めて本当に良いものだと思います。
しかし、残せるのであればご自分の歯の方がいいです。
残念ながら、インプラントをすることになった場合は、
長くお使いいただくために、メインテナンスが必要です。
多くの歯科医院が、少なくても年に2回はメインテナンスに来ることを推奨していると思います。
インプラント治療で、当院で困っているのが、他院でインプラントを行った後に、当院でメインテナンスを希望される患者様です。
インプラントには様々なメーカーがあり、ドライバーからネジまでメーカーごとに違います。
もし、患者様のインプラントが、当院で使用しているインプラントメーカーと異なる場合で、
何かトラブルが生じたときには、ドライバーから、様々なパーツまで、
患者様に買って頂かなければいけないことになります。
先日も一人の患者様が、インプラントに不具合がありいらっしゃいましたが、
1本はアメリカで、1本は他県の大学病院でインプラント治療を行っており、
メーカーも違い、さらに、アメリカで行ったインプラントについては
私自身聞いたことがないメーカーでした。
今回、トラブルが起きたインプラントは大学病院で行ったインプラントでしたので、
レントゲンなどを撮影し、今回のトラブルの内容などを説明し、
大学病院に行っていただき、事なきを得ましたが、
アメリカで行ったインプラントでしたらかなり大変だったと思います。
アメリカで行ったインプラントメーカーを調べて、電話で問い合わせてみましたが、
韓国系のメーカーみたいで、日本の歯科医院では、まだ、ほとんど流通していないメーカーでした。
そうなると、何かトラブルがあると、歯科医院を探すことから始まります。
歯科医院が見つからない場合は、先ほども書きましたが、
お世話になっている歯科医院にパーツを揃えてもらうしかありませんが、
多くの先生が、他院で行ったインプラントを治療するのは嫌がります。
理由は、何かトラブルが発生した時に、責任の所在がわからなくなり
前医ともめる可能性があるからです。
ですので、インプラントをする際には、大手のインプラントメーカーを使用している歯科医院を選んだほうがいいです。
新興メーカーだと、倒産して部品が一切入らないこともあります。
大学病院勤務時には、あるメーカーが倒産し、部品が提供できなくなり大変なことになりました。
あと、気をつけたほうがいいのが、よく町で1本15万とか20万円ぐらいのインプラントの宣伝を目にしますが、
多くは、新興メーカーのインプラントを使っていて、患者様が実際歯科医院に来ると、
40万円前後のインプラントを勧められることが多いようです。安いのは安いなりの理由があります。
当然新興メーカーのインプラント会社は倒産の可能性も高い事を理解しなくてはいけません。
あと、もう一つ伝えておきたいのが、治療後、ずっと続くメインテナンスです。
お年を召してくると、遠いところに通うのは億劫になるみたいで，
近所でメインテナンスをしてほしくて、来られる患者様がいらっしゃいます。
一番近い患者様だと、狭山ヶ丘の歯科医院でインプラントを行った患者様が、
通うのが大変なのでメインテナンスをしてほしいと、当院にメインテナンスに通っている患者様がいらっしゃいます。
入間市からだと、3個しか離れていない狭山ヶ丘でも億劫になってしまうんだなと感じずにはいられません。
メーカーが違うとメンテナンスに限界が生じますので、
インプラントをする場合は、日本でのシェアが多い事、
また、老後にもしっかり通わなくてはいけないことを考えて
インプラント治療をする場所を決めたほうがいいと思います。
当院では、10年の保証がありますが、半年に一回以上のメインテナンスに来ていただいた患者様になります。
まずは、歯をなくさないことを心がけて欲しいと思っております。
歯を失くした後にインプラントをするわけですが、
今までと同じ生活習慣だと、歯をなくしたように、インプラントを失くすことになってしまいますので、
歯を失くした原因を究明して、原因に対処してからインプラント治療をしなくてはいけません。
今日の自分よりも、明日の自分の方が進歩できるように今日もベストを尽くします。
あいり歯科クリニックでは、入間市を中心に、所沢、飯能、狭山、埼玉県全域
東京から多くの患者様にいらしていただいております。
歯周病治療、インプラント治療、審美治療、矯正治療、かみ合わせ治療などを駆使して
患者様にベストなプランから、患者様のニーズに合わせて治療プランを提供させていただき、
一生自分の歯でおいしい食事をできるように心がけております。
あいり歯科クリニック 理事長 毛内惟雄
